AERA 04.2.23号
http://www3.asahi.com/opendoors/span/aera/current.html

表紙は綿矢りさ

特集「派遣社員は奴隷なのか」を読みたくて購入.SPA!は嫌いでAERAは買うというのもなんか恥ずかしい気もします.

で記事は極めて「キビシイ」内容で,請負形態で寮住込で働いていた青年が過労自殺した,という事件の紹介から始まる.工場の寮なのに発見が1週間も遅れた,というのが信じられないくらい恐ろしい.心配して寮を訪ねるとかしないで,単に無断欠勤扱いにしていたもよう.まさに奴隷扱いだったのかもしれない.人間の生理上好ましくないとされる昼夜2交代勤務が行われているとか.

でそのあとは派遣,請負の危険性について,非正規雇用の立場の弱さなどが続いて,龍谷大学脇田滋先生がここでも登場して警鐘を鳴らす.東大社研佐藤博樹先生は「請負のすべてが悪いわけではない」と,人材ポートフォリオ系の意見を述べている.

で,全体を通して思ったことは,記事のサブタイトルが「フリーター待つ落とし穴」となっていることからもわかるように,「フリーター未来ないよ!」という印象をとても強く与えるように作ってある.
非常に意地悪くいうと,AERAを読んでいる正社員のみなさんに「下には下がある」様子を見せて溜飲を下げさせている,ともとれるかもしれない,とか思いました.



しかしこの「非正規雇用の増加」というトピックに対して,一方ではリクルートワークス研究所八代尚宏氏のように,「雇用のポートフォリオ化だ!未来の人材効率活用の姿だ!」という感じで肯定的に主張する立場と,脇田滋先生に代表されるように,「間接雇用は労働者に極めて不利益,非常に危険だ」という立場の二つが真っ向から対立しているかのように思える.

まあ前者は主にいわゆる「スキル」のある仕事を念頭においていて,後者は比較的「スキル」とか関係ない一般的な仕事を考えているという違いはあるのだと思いますが,それにしたってこのねじれにはかなり違和感がある.

本当に本当に,労働,雇用,仕事のあり方などなどもっと深く掘ってみたい,調べてみたい,という気持ちが強くなってきています.これをやるのに一年くらい(留年するなどして)普通に費やしてもいい.東京大学には先生が沢山集っているからぜひ話を聞く機会をとらえたい.労務管理,社会保険の基本的な知識を得るために社会保険労務士の勉強をして取得したい.

なんか思い返すと中学高校の頃からこういう勉強をしたかったんじゃないか,という気がしてきています.中学のころから「高校受験が終わったら大学受験.大学入ったら今度は就職活動か.いやだなあ」とずっと思っていたし.
高校の時は「社会の仕組みについて知りたい」と思って社会科学・行動科学系に進学しようと思っていたような気がする.

まあちょっと勉強やってみます.すぐ挫折するかもしれませんが.
今まで知らなかったのですが大きなジャンルとしては経済学に入るようで,経済学部の院の授業とかばかり.出られないなあ.どうしたものか.経済学部の院には学力が足りなくて入学できないしなあ.