日々日報

バンド「みせばや」ギタリスト 百萬石マツリのブログです

働かない若者「ニート」、10年で1.6倍 就職意欲なく親に“寄生”
 http://www.sankei.co.jp/news/morning/17iti001.htm

就職意欲がなく働かない、「ニート(NEET=無業者)」と呼ばれる若者たちが急増している。平成十五年 は六十三万人と十年前の約一・六倍に増加、十五−三十四歳の約2%に上ると推計される。就職活動をしないこ とからハローワークなど公的機関経由の接触も困難。少なくとも働く意思はあるフリーターよりつかみどころが ない存在で、職業人育成システムの再構築が必要になりそうだ。

ニートの話題が産経新聞の1面トップになっていた.
記事内容は労働政策研究・研修機構の発表をだいたいそのまま報道したものだと思われます.
しかしそこにつく見出しが「働かない若者増加」「親に”寄生”」とややバッシングがかっているんですね.ややだけど.
学校の授業でならったけれど「記事は一般の記者が書くのでどの新聞でもかなり中立なのだが,見出しは”デスク”や上層部がつけるので,記事はほぼ同じでも見出しの差で各新聞のカラーが鮮明になる.」らしいです.これもそのパターンに当てはまるのではないかと思われます.


僕が思うには,ニートはいわゆる「ひきこもり」や「働いたけれどそのなかで挫折してしまった人」を含むのであるから,精神医学系の観点も重要になってくるのではないか,ということです.単にバッシングして自分と無関係なものとして切り離してしまえばよいというものではない,と思う.

バッシングしている人だって,ある日突然「どうしても会社にいけない」という心の状態に陥るかもしれないんですよ?そういう可能性についてはどう考えているのでしょうか.