図書館で予約していた香山リカ就職がこわい」が届いたので読み始める.

「若者の就職問題の原因を社会構造のみにあるとして考察するだけではなく,もうすこし若者の胸のうちを探ってみる必要もあるのではないか」といった趣旨のようで,若者のせいだけじゃなくて社会構造にも原因がある,という点を強調した僕の好きなタイプの意見をさらに一回りさせた本のようです.読まずに勝手にたかをくくっていたけれど意外とあなどれない本かもしれない.僕の卒論でも人の気持ちを扱わんならんからなあ.

読書メモ(適当です)

  • 「遊びたいから就職したくない」「雇用がないから就職できない」のような話ではなく,なにかとんでもない心理的な重しが彼らを就職から遠ざけているかのように見える.
  • 「就職活動しない若者」と「片付けられない女たち」との類似.やるなら完璧にやりたい.完璧にできないのならやらないほうがずっとまし.身軽,気軽に踏み出すということができない.
  • 就職活動を「面接官に否定された,嫌われた」のような感情的な次元で受け取り続けるなかで,就職,就職活動がまるでトラウマのようになってしまう学生がいる.こちらが「就職…」と口にしただけで「やめてやめて!」と耳を塞ごうとする学生などが存在する.
  • 東清和「大学生の職業意識の発達」 「自己効力感」系の考察.
  • 「大学に要求される役割」として「学生の悩み相談,カウンセリングを行うこと」がのしあがりつつあるのではないか.←おもしろい.