中央日報
やや話題に乗り遅れていますが。
一読してうさんくさい、とか思ってしまいましたが、実際の論文をちょっと読んでみたいです。
記事では有意差とかそういう言い方はしていませんが、推測するに嘘発見機あり条件となし条件の主効果が女では有意に嘘発見機条件の方が多く、男では有意な差はなく、男と女による交互作用も有意であった、って感じなのでしょうか。
非匿名 匿名 嘘発見機 女子 2.6人 3.4人 4.4人 ←人数増える 男子 3.7人 - 4.0人 ←人数は変わらない 交互作用:男と女で条件の影響の仕方が異なる。
これから「女性が男性より性生活に対してはうそを多くつく」って言えるのでしょうか。男性の匿名条件が記事に書かれていないのは少し怪しいですが、まあ匿名条件の事は無視すると、この実験結果から「男子では嘘がばれてもばれなくても報告人数は変わらないが、女子は変わる」ということはどうやら言えそうな感じです。しかしその理由はよくわからない、というのが実情なのではないかと。id:chidarinn:20030721さんのところでid:pinapinaさんやid:shinimai氏が発言しているように、「男性の一部は非匿名条件の時に多く報告する」、という理由で男性条件内の主効果が有意でない、という可能性もありえるとは思います。
しかしそういう「多く報告する人と少なく報告する人の両方がいるだろう」的仮説は統計的検定にかけるのは難しいですよね。どうすればよいのだろう。
あと嘘発見機の使用に関する先行研究とかってどうなっているのでしょう。「一般に人は嘘発見機を使うと通知された方が正直に回答する」、とかって知見はもうあるのかな。素人なのでよくしりません。
とりとめなく書いてみました。