日々日報

バンド「みせばや」ギタリスト 百萬石マツリのブログです

こんなことが許されてよいのでしょうか?!

正社員の時短促進・厚労省が法改正方針
 http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040923AT1F2201J22092004.html

厚生労働省は、企業に労働時間の短縮を求める時短促進法を見直す。年間平均労働「1800時間」を掲げてきたもの の、パート採用など雇用形態の多様化で、平均労働時間は減っても正社員には見かけほどの時短効果が出ていないこ とがはっきりしてきたためだ。同法が2006年3月末に期限を迎えるのに併せ、正社員の働き過ぎを抑制する新たな目 標設定などの改善策を年内にまとめる方針だ。

政府は1992年に時短促進法で労働時間を減らす目標を掲げた。当時の1958時間から2003年度には1853時間に 減ったものの、なお目標には届いていない。さらにこの時間削減はパートやアルバイトの採用拡大によるところが多く、人 数の減った正社員の労働時間は逆に長くなっている。こうした現状を踏まえ、労働政策審議会は新たな目標設定の検討 に乗り出す。軸になるのは正社員に対する働き過ぎの歯止め策。全従業員平均の労働時間目標ではなく、正社員に限 定した目標を別建てで設定することを検討する。また労働時間の短縮が難しい場合の代替案として、社員の健康管理対策を企業に求める。

最後にちらっと書いてある「労働時間短縮が難しい場合,社員の健康管理対策を求める」というのが大変くせ者だと思います.なんでも残業80時間(過労による労災の認定基準)を超えたら健康診断を義務付ける,みたいな仕組みにする案が出ているらしい.

労働時間短縮が難しい場合の代替案,とかいったら最後,「うちは短縮が難しい場合なんです」ってほぼ全部の企業が言い出しますよ.殺しさえしなければ,どれだけ残業させてもよい,ということになりかねませんよ?こんなことが許されてよいのでしょうか?!