http://d.hatena.ne.jp/idiot817/20030602#p2
に書いた話しの続き,
気付けば配偶者特別控除の仕組みは来年から変更されることが確定しているんですね.
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/046.htm
年収103万円まで段階的に下がっていく部分を廃止して,年収103万円以下の人は一律,年収0円でも102万円でも同額の38万円控除を受けるのみとなる.
所得税に関しては専業主婦は不利,とも言えることになるのか,これから社会に出ていく側としては賛成できますが今既に専業主婦をやっておられる方にはたいへん厳しいのでしょうね.難しい.
配偶者がどれだけ働くか,というのに金銭面で絡んでくる問題はあと
- 国民年金(所得が年130万円以上になると自分で支払う必要)
- 雇用保険(週20時間以上労働で加入が義務づけ)
- 企業が支払う扶養手当(要件は130万円以下の場合と103万円の場合があるでしょうか?よくわからない)
という形になっているようです.他にもあって見落としているかもしれません.
(追記:厚生年金は現行週30時間以上労働から加入が義務づけなので,それも絡んでくるようです.)
いろいろ考えてどれだけ働くかを決定しているのが今のパート労働力の現状,というみたいで,なんだか不思議な社会だなあと思います.
http://www.mainichi.co.jp/women/news/p200209-10/0917.html
にも書いてありますが,「正社員は残業あるから…」といってパートを選択せざるを得ない,という状況がやはり最大の問題だと思います.
「原則として残業がない正社員」や「短時間勤務正社員」を作ることが社会的急務だと個人的には思います.反論求む.