最近労働のことしか考えてません

川人博 「過労自殺岩波新書 1998
(→amazon)

アマゾンマーケットプレイスで安かったので購入.届いて即読了してしまった.

この本はこれから働こう,就職活動しよう,と思う人は全員読むべき著作だと思いました.

超長時間労働と過重な責任のもと抑うつ状態となって,遺書に「自分勝手に自殺して会社に迷惑をかけて申し訳ありません」などと書いて死んでいく人が沢山いる.学生の就職人気ランキングの上位の有名大企業でも,中小企業でも,起こっている.

会社はそのような自殺を自社の責任としてではなく個人の精神的な問題としてとらえ,ひどいときには「会社に迷惑をかけた」などとして遺族を責めることすらある.

しかし日本では失業の恐怖感が非常に高く,会社に要求された業務をこなせないことを恐れるため,文字通り「死ぬまで」働かざるをえない人が出てくる,また,「チームワーク」が重視されるため,体調の異変を感じても「休んでは同僚に迷惑がかかる」と考えてしまい休むことができない.社会全体としても,「風邪をおしてがんばった」「期日を守るためにがんばった」などが美徳として評価される傾向にあり,教育でも,「勤勉に,協調して,がんばれがんばれ」が刷り込まれている.

本当に,かわいそうでならない.労働条件改善に関わる仕事がしたい,という気持も出てきましたがそもそも自分の権利を守ることが先決と言わざるを得ない.

今のところ考えが混乱しすぎていて自分がそもそもとてもじゃないですが働きはじめられない.なんとか打開すべく勉強と実地行動をします.

勉強すべき書物:労働白書.労働組合の連合団体が発行している資料.ややずれるかもしれませんが理論書として「プロ倫*1」とか?
実地行動すべき場所:派遣などの非正規雇用を行っている会社の人とも話してみたい.労政事務所,ハローワークなどを見学したい.